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by tetsuyak

2002年11月10日(日)
シリウススポーツ・無料試乗会参加!(三浦半島葉山一色海岸)

シリウススポーツ主催の無料試乗会に行ってきました。イイお天気で葉山からは富士山がきれいな姿を見せていました。私はカレントデザイン製Andromeda(アンドロメダ),ノーライトデザイン製「Chinita(チニータ)」,ファーストライトカヤック製「420C」に乗りました。あまりにイイ天気でワイフは浜でのんびり日向ぼっこでした。

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無料試乗会。三浦半島はイイお天気!

この日は最高の天気となり雲一つない快晴でした。葉山海岸に着いた頃にはお昼過ぎで,私たちは途中で買ってきたお弁当を海岸でノンビリとパクつきました。シリウススポーツさんには5月のジョン・ダウドのツアーの時以来でご無沙汰してました。
 

この無料試乗会には私たちは始めて参加したのですが,お天気のせいもあって気楽に参加できるピクニックのような雰囲気でGOODでした。何度かお会いする方とも声を掛け合いながらゆっくりと楽しめました。
 

陽射しが海面に反射してキラキラ眩しい中,試乗する人達が行き交っています。遠くにはうっすらと雪を頭に被った富士山が見えています。
 

富士山が見えますかネ。
 

試乗開始!
<参考 試乗者:私tetsuyak:40歳,身長172cm,体重64kg>
注意:この試乗レポートは,あくまでも私個人の感想でありますので,ご自身で試乗してみることをオススメします。

■カレントデザイン製「Andromeda(アンドロメダ)」
2002年の新製品です。細く長い船体は美しく,試乗会でカヤックが並んでいても一際美しいラインを見せてくれています。L:5300 W:520ですからスピードも出ますネ。この船のハルは結構V字型になっていて浜で乗り込むと左右に傾きます。つまりキールがハッキリしていて長い吃水ですから,直進性があり巡行速度に優れているのでしょうね。前にもチラっとは試乗したことがあったのですが再試乗です。
 

試乗してみると,やはり一度スピードに乗ると軽いパドリングでグングン進んで行く感じです。V字型のハルが心配でしたが,思った程,グラグラする感じでもなく(愛艇スリップストリームに比べれば)それほど恐くは感じませんでした。でもリーンさせるとクイックに軽く反応してくれるのでコントロールし易そうなイイ感じです。吃水の感じからすると私の体重では少し軽すぎる感じでしょうか。これでもう少しボリュームが小さければ私にはベストな船だと思います。カレントデザイン派の私には『欲しい』と思わせる船です。今一隻買えるとしたらコレを選ぶような気がします。もっとも,もう少しじっくりと試乗してみないと何とも言えませんが。。。チナミにこの写真の「白」をカレントデザインでは「Smoke」と呼んでいますが,実に渋い色なんです。ほんの少しだけグレー味のある白なんですがカッコイイです。カレントデザインのカラーはどの色も少し渋めの色味で美しいです。
 

●試乗会で本当にイイナと思ったら,そのお目当てのカヤックで1日スク−ルやデイツアーに参加できるところを探すことをオススメします。じっくり乗ってみて自分のパドリングスタイルや楽しみ方とマッチするか判断できると思います。

■ノーライトデザイン製「Chinita(チニータ)」
この船もまた美しい曲線を持つ船体を見せてくれています。L:5000 W:550ですからボリュームがある程度あって日本人の多くの方々にジャストサイズぐらいになるのではないでしょうか。長さと幅を持っていても,この船の一番の特徴は,ローシルエットなことです。まるでグリーンランドスタイル・スキンカヤックです。特にスターンの薄っぺらさは驚きです。船自体は割と大きいのに足元はタイトで女性でもカヤックコントロールに必要なフィット感が持てそうな感じです。愛艇スリップストリームは,船体がコンパクトなのに足元にはボリュームがあってゆったりしているのとは正反対です。
ハルの形も割と平べッたくて安定感がありそうです。乗り込んで海に出てみると想像していた通り,安定感があって,グィッとリーンさせると良く曲ってくれます。直進性がその分薄いですかネ。乗った感じもカヤックの反応もワイフの愛艇ショアラインフェーゴに似ているなアと感じました。軽量なところも女性にはいいかもしれません。
 

お目当ての FirstLight Kayaks 試乗!

■FirstLight Kayaks(ファーストライトカヤックス)製「420C」
ニュージーランドからやってきたニュー・フォールディングカヤック!
L:4200 W:580で何と重さは9kg!シーカヤック・アカデミーで試乗して以来,気になっていたカヤックです。じっくり観察,試乗してみたいと思っていたのが今回の一番の目的でした。

まずは説明を聞きながら乗り込んで試乗へ。
 

快晴の海上へ出て行きます。前回試乗した時の通り,この軽量ファルトカヤックは見た目は華奢ですが,乗り心地は実にしっかりしています。ハルの形状が変わっていて中心線にキールがないのですが,安定感が程よくありました。しっかりとリーンさせることもそんなに難しくないのですが,420cmの艇長なのでリ−ンさせなくても簡単に曲れる感じです。
 

軽量な分,漕ぎ出しは軽いんですが,やはり吃水の長さと軽い分,巡行速度は稼げないかもしれません。船の大きさからしても沿岸部をデイツーリングするカヤックだと思います。
 

試乗から戻ってきてご満悦で笑顔の私です。
今日のような穏やかな海で漕ぐには適したカヤックでしょうネ。この軽さですからヒョイと担いで移動などができるでしょうから,風や波のある日は無理して海に出なくても安全な区域に移動すれば良いんでしょうね。
 

カヤックを降りて片手でヒョイと持ち上げて「軽ーい!」とこの笑顔です。もうこの段階で『絶対に欲しい!』って気持ちになってます。
 

すぐ後に他の方が試乗することで写真を撮らせていただいちゃいました。
このカヤックはコックピットがかなりタイトですから,乗り込むのにはコツがいるようです。大柄な方ですと少し厳しいかもしれません。
 

説明を受けながら乗り込んでフィッティングを確かめています。コックピットに入ってからシート位置を前後に動かしてみてピッタリくる位置を探します。
この船のシートはウレタン成形で,フレーム上を前後に自由に動きます。
 

左の写真は,フッレストバーの位置を決めてベルトで固定しているところです。つまり座る位置を決めておいて,足を延ばしてみてフットレストバーの位置決めをして固定するというわけです。固定は普通のナイロンベルトの方式で到ってシンプル簡単です。
 

ニーブレイスのパイプをコックピット脇から膝の上側に入れてコードロック方式で位置を調整して固定します。「固定する」といってもニーブレイス用パイプはブラブラしているだけですから,沈脱時などには特には問題ないように思います。
(この辺りは実際に乗り込んでみないとわかりにくいと思います。)
 

さあこの方も海上へ試乗に出て行く準備です。
 

この方は結構背が高い方でしたので,フィッティングで少し戸惑っていたようです。
 

さあ海上へ出て行きます。このカヤックは,標準でデイツーのスプレースカートとシーソックが付属します。この試乗会ではシーソックは見られませんでした。
 

漕ぎはじめると,海上でみるみる小さくなって行きます。
 

ずいぶん遠くまで行ってから戻ってきました。
 

浜に着く寸前で波でカヤックが横向きに。この方はうまくカヤックを傾けてブローチングしています。
 

ワイフが片手で持ち上げても簡単に上がってしまいます。今回の試乗艇はデモンストレーション用でハルが透明なビニール系のクロスになっています。本物の船は黒のウレタン系クロスだということです。下側は完全に透けて砂浜が見えています。
 

左の写真●シートは発泡ウレタンフォームの成型品で,下部側の2本のフレームパイプに載せるようにはめます。シートの脇に少し見えているパイプがニーブレイスになるパイプです。発泡ウレタンフォームでカバーされたパイプとなっています。

右の写真●ハル側から見てみると透明なのでフレームの通り具合が良くわかります。見てわかるように中心線にキールとなるフレームはなく最下部には2本のフレームが通っています。
 

左の写真●これはスターン側のハルです。この船の特徴は前後が全く対称形になっています。もちろんバウ・スターンは決まっているのですが,コストを下げるためにクロスリブの部品が前後共通になっています。そのために前後が同じ船形になるわけです。クロスリブは強化ナイロン製で,かなり柔らかいのにはビックリしました。これでカヤック全体のしなやかさももたせているのでしょうか。
右の写真●コックピットからバウ側を見る写真です。クロスリブは扇形のようになっており,デッキ側には中心線にフレームが通っていてこのカヤック独特のデッキが盛り上がった姿になっています。
 

左の写真●コックピットから船体内のバウ側を見たところです。一番手前に左右に横切っているナイロンベルトは船体左右ガンネル部のテンションをかける部分ですが写真では緩めてあります。その向う側がフットペダルバーで,やはりナイロンベルトで吊られています。その向う側にはバウ側のクロスリブが見えています。
右の写真●こちらはスタ−ン側を見たところです。見てわかるようにフレームロッドはガンネルからガンネルまで8本,デッキ中心線に1本計9本となっています。フレームロッドはケブラーカーボン製で大丈夫かなと思うぐらい細くて径が20mm弱ぐらいでしょうか。下側に見えている2本のナイロンベルトは,カヤックのバウとスターンから渡されていて,前後のテンションを締める役目を持っているようです。
 

左の写真●コックピットの横側から見た写真です。見てわかるようにコーミング部分は前後が盛り上がっているため彎曲しています。コーミングも軽量に小型にするために2本のロッドを彎曲させて止めて使うようになっています。船体布は防水ジッパーで閉じるタイプで船体布2重構造によって防水性を確保しています。
右の写真●バウ側から船体を見た写真です。

このカヤックのフレーム・テンションのシステムはシンプルかつユニークな仕組みになっています。9本のフレームロッドはバウとスターンの先端で小さな末端リブに束ねて留められます。これにクロスリブ4枚とシートを取付けて船体布の中に入れます。スターンのフレームロッドの一部が上の図の様に切り欠いた構造になっていて,この左右のロッドを広げておいてから上のような止め具部クリップをはめ込んでテンションを掛けます。すべてのロッドにテンションを掛けた状態でバウからスターンまで渡してあるナイロンベルトとガンネル間のナイロンベルトを張って固定し完了です。
 

左の写真●バウの端はウレタン成型エンドキャップが付いています。見てわかるようにこのカヤックはせり上がったような波切り型のバウにはなっていなくて,出来る限り吃水線長を稼ぐような形を意図しているようです。この薄いバウでは,やはり波がある状況では,突っ込んでいってしまって波にもまれるような気がしますが,乗ってみた限りはそんなに気になる程ではないような気がします。ただし波のある状況では試乗していない分不明です。バウは波切り形状ではないですが,コックピット前後が盛り上がっているので,波がデッキからザブザブ身体までかかるということはないでしょうね。
右の写真●デッキの素材は3層の合成ポリエステル繊維に裂け止め加工がされているもので私が見た限りでは軽くて非常に丈夫そうな感じがして良さそうでした。
 

今の所,FirstLight Kayaks(ファーストライトカヤックス)社HPを見るとカラーリングは1色しか対応できないとありますから,必ずこの赤色となります。

実は私は,この試乗会に来るのは,購入する最終の確認のためと思っていたのです。この『420C』ならヒョイと背負って,電車やバスで移動しながらデイパドリングを楽しむような旅が出来ますね。ウーン,欲しいっ!シリウススポーツの並松さんに全長480cmの『480C』タイプの方のことも聞いてみましたが,気軽に持って行って乗るんだったらコンパクトで軽い方がイイから,割り切って考えて『420C』で十分なのでは,と言っておられました。確かに『480C』の方が巡行速度という点では絶対に有利でしょうけど,そんな長距離を漕ぐ必要がなければ『420C』の方が扱い易いことでしょう。
 

この写真を見てください。なかなかの船体デザインです。私はケッコウ好きな感じなんですネ。

試乗した感想としては,しっかりした乗り味で十分楽しめると思いました。

まだまだ新興のNZカヤックメーカーということで,このモデルを細かく見ていくと幾つかの点も気になりました。
細かい部分の造りが華奢な感じで多少の不安を感じます。特にフレームロッドのテンションシステムのクリップをはめ込むところは,少し造りを良くしてほしいですね。ケブラーカーボンのパイプをカットしたままのような細工は少し強度などに不安を覚えます。
それとしっかりとした組み立て方の説明書は付いているのでしょうか?
基本的には,ナイロンベルトを多用したシンプルな組み立て構造なのですが,細かい部分は少しわかりにくそうな印象を持ちました。


それにしてもこのカヤック,欲しい−ッ!! 
予算としても冬ボーナスを充てて考えていた私でしたが,
実は,バハ・カリフォルニア・キャンプツアーに急遽思い立って申し込んでしまったため,予算が充てられなくなってしまいました。
ムムム,欲しい!
でも,バハにも行きたい!
しゃーないな,ということで,この冬の購入は見送りと相成りました。

シリウススポ−ツ様
firstlightkayaksの取扱い を急に止めるなんて言わないでください。

試乗会は,お天気も良く,とても楽しかったです。
ありがとうございました。

  

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